物置

雑多に、備忘録として

帯状疱疹になっちゃった記録。

8月下旬のことだ。室内だというのにクーラーをつけても大して気温の下がらない激アツ職場で毎日汗だくのわたしは、身体中にあせもを作りながら休憩中にベビーパウダーをはたきつつ仕事をしていた。お肌赤ちゃんかよ。

そんな時、右の背中(肩甲骨付近)がじわっと痛み(どんな姿勢でも痛い。和らぐことはない)、右脇のリンパ節が腫れ、右脇の下の皮膚があせもの初期症状みたいな水脹れみたいになっているもののピリピリした痛みがある、といった症状が突然出始めた。

あせもこさえるマンと化していたわたしは当然あせもだと思っていたのだが、日を追うごとに身体自体がだるく重くなっていき、(なんか具合悪いなー)など思うもののとりあえず動けそうだからとほぼ精神力のみで働く日が2日ほどあった。

さすがにまずいと休みの日に病院(内科)へ。症状を話して水脹れの箇所を先生に見てもらうと、

「あ〜〜〜帯状疱疹かもね〜〜」とひと言。

まさかの帯状疱疹。なんかCMでワクチンありますってやってるアレか?アレは高齢者のかかる病気じゃないのか?

「検査するからね〜〜〜」と言われ促されるまま診察室を出た。

 

脇の下にできている水脹れの部分を採ってなんかして(何するんだろう)検査をするらしい。試薬に線が出たら陽性。この水脹れの部分を採取されるのが、痛い。水脹れをカリカリされる。カリカリ(おそらく水脹れを潰す)して組織を採る。脇の下なんて鏡がないと上手く見れないし、なんならTシャツと下着をめくって押さえていたので余計に見れない。看護師さんがどの程度わたしの水脹れをカリカリしているのかよくわからない。しかも1回で検査結果が出ず、「ごめんね〜〜〜」と言われながら再度カリカリされた。そのカリカリがやっぱり痛い。大人だから痛くても「大丈夫です」と答えるけど、心は赤ちゃんだからギャン泣きしてる。

 

先生の見立て通り帯状疱疹陽性となり、どんな病気なのかパンフレットを見ながら説明される。幼少期にかかった水ぼうそうのウイルスが神経に潜伏しており、それが免疫の弱ったタイミングで表に出てきて悪さをしている。それが帯状疱疹なのだという。

 

免疫の弱ったタイミング……?はちゃめちゃに心当たりがあった。

1週間くらい連日残業続きで肉体的にも精神的にもだいぶ追い詰められていた。さらに、盆が開けたにもかかわらずこの猛暑。昼だけでなく夜も熱帯夜が続き、暑さで眠れないこともあった。さらにさらに、この1ヶ月暑すぎてほぼ毎日氷の入れた冷たいお茶やコーヒーを飲んでいた。内臓を冷やしすぎている。さらにさらにさらに、お中元でめっちゃビールをもらったのでほぼ毎日1本は飲んでいた。普段は1週間に1本飲むか飲まないかのレベルだ。もしかしてそれらが複合的にストレスとしてのしかかり、奴らが現れたのではないか。

 

「飲み薬4種類と軟膏2種類出しますね」と言われ処方箋を持って薬局へ。薬剤師さんからも薬の説明を受けたのだが、飲み薬の抗ウイルス薬は「夜って書いてるけどこの後ご飯食べたらすぐ飲んでね」と念を押されまくった。とにかくすぐ飲まないといけない。

 

薬を飲み軟膏を塗る生活が始まった。

仕事の都合で生活リズムがごちゃごちゃなので、ご飯を食べるタイミングで薬を飲み、軟膏は風呂上がりと朝の着替え時の2回は必ず塗ることにした。下着が当たる部分の水脹れが擦れて痛いので、ガーゼとそれを固定するテープでガッチリガードした。

薬を飲み始めて2〜3日がかなりしんどかった。帯状疱疹自体よりもそれに付随する身体の重さとか気持ち悪さがMAXだった。それでも(まだ動けるからな)と思って仕事行ってたのはだいぶイカれてると今思う。職場にも帯状疱疹にかかった旨を伝えて出勤していたので、しばらくはハードではない仕事を割り振られちょっと優しくしてもらった。

具合の悪さがひいたら水脹れがかさぶたになっていた。そして気づくとかさぶたは取れていた。今はまだ跡が残っているが、まあ人の目に触れるような場所ではないので良いかなと思う。

顔に出なかっただけマシだと思う。最近読んだ帯状疱疹レポマンガがあるが、顔にできてて大変そうだった。

omocoro.jp

 

久しぶりにガチな体調不良になってしまって、日々の健康がありがたすぎると痛感した。

来年の夏はどうなるかわからないが、夏でも極力暖かい飲み物を飲もうと心に決めた。コーヒーは元々体を冷やす飲み物らしいし、なおさらホットで飲むようにしよう。それから、お盆だからって調子に乗ってビール飲みすぎないことを強く誓って生きることにする。