物置

雑多に、備忘録として

【人生の実績解除】わっぱの弁当箱を買う。

人生で初めて自分のために自分の弁当箱を買った。

憧れのわっぱだ。と言っても、秋田の工房のものではなく無印良品のものだが。

www.muji.com

もしかしたら厳密にはわっぱじゃないのかもしれないが、木を曲げてできているのだからわっぱと呼びたい。

 

今までは弁当箱としてジップロックタッパーを使っていた。500mlくらい入る正方形のよく見るタッパーだ。軽くて丈夫でレンチンができて、ある程度の汁物も大丈夫なので特に不満はなく使用していた。特にレトルトカレーを食べるのに重宝していた。が、去年か一昨年か、うっかりインスタグラムで見てしまった。曲げわっぱの弁当箱にきれいに盛り付けられているこの上なくおいしそうな弁当を。

以来、憧れの弁当(箱)としていつかは……と思っていたところ、無印でわっぱの弁当箱が売っていると知り、ようやく踏ん切りがついて購入した次第。

 

約1ヶ月使っているが、弁当箱が良いとなんとなく良い弁当に見える気がする。

わたしの弁当は基本的に米と昨晩の残り物を詰めている。実家暮らしで親の脛を齧りまくっているから、料理をする機会はない。詰める残り物がなければせいぜい卵を焼く(卵焼きではないが、目玉焼きでもない)程度だ。インスタグラムで見るようなカラフルな「映える」弁当ではない。たまにはブロッコリー(わが家はサラダとして茹でブロッコリーが夕飯によく出る)を入れることもあるけど、彩りは皆無。というか、茶色。それでも弁当箱マジックなのか、休憩時間がこれまで以上に待ち遠しいし、弁当箱を開けるとテンションが上がるし、美味しそうに見える。実際、米がタッパーに詰めたときよりも美味しい。木が余計な湿気を吸っているからなのか。ほんのり木の香りもして、贅沢な気持ちになれる。弁当箱ひとつでこんなに気持ちがアガるとは思いもしなかった。

 

いつかは秋田杉を曲げたわっぱの弁当箱を使う人間になりたい。毎回値段を見てたまげているけど。無印の弁当箱でこれなのだから、さらにQOL爆上がりしそうである。