「生ハム、好きですか？」
かなり好きだ、とわたしはこたえるだろう。どれくらい好きかと言うと、休み前の仕事帰りにスーパーで生ハム切り落とし299円(税別)となんらかの酒を購入して帰宅後、プライムビデオでアニメ観ながら生ハムで飲るのが至福なくらいだ。最近はプリキュア(無印)観ながら一杯やっている。くそどうでもいい。
生ハムジャンキーになりそうなくらいほぼ毎週生ハム食べてるんで高血圧まっしぐら、次の健康診断でなんらかの数値が引っかかりそうな予感しかしないのですが、やめられない止まらないとはまさにこの事。生ハムってなんであんなに美味しいのだろう。
最近よく買う生ハムは、「滝沢ハム もも生ハム切り落とし110g」。
職場の近所のスーパーで取り扱いがあるので脳死で買ってるもの。24時まで営業のスーパーは神。朝から出勤の時は帰りの途中にちっちゃいイオンがあるので、トップバリュの生ハム切り落としを買う。
わたしは少し吟味して脂身の多いものを買うのだが、赤みとのバランスが絶妙にマッチしてねっとりとした赤みに脂という唯一無二のアクセントを添えてくれる。とりあえず酒が進む。安い生ハムでもオリーブオイルと粗挽きブラックペッパーが有れば向かうところ敵なし。オリーブオイルが生ハムな香りとさっぱりとした油分を与え、ブラックペッパーがインパクトを与えつつ余韻を残してくれる。カットサラダと合わせて食べるのも最高。生ハムという塩分過多な罪悪感の塊からヘルシーな一皿へ変身する。生ハム桃もうまい。ただ、頭が一瞬バグる。
このようにその辺で売っている生ハムでも十分楽しんでいたはずだったが、最近ワンコイン以下でぶっ飛べる生ハムの存在を知ってしまった……。
【冷蔵】ハモンセラーノ 55g - カルディコーヒーファーム オンラインストア
撮り方が下手くそなのはご容赦ください。
これはヤバイ。まだ一回しか買って食べてないのだが、身体がこの味を欲している。知ってしまったら最後、今までのような生ハムエンジョイライフには戻れなくなる悪魔的生ハム。何がヤバイかって香りと脂。生ハムが持つ芳醇な香りと常温で溶けた脂の旨さ……こんなに香り高くて、こんなに旨味が…比べ物にならない！！！こんな恐ろしい食べ物が存在して良いのだろうか？しかもワンコイン以下で。酒は進むが、それよりもひとくち一口を味わい噛み締めてこの世に生ハムが存在したことに感謝とこれからの生ハム業界の発展と飛躍を願わんとする気持ちが増幅してしまう。最後の一口を食べるのがもったいなさすぎて思い出の小箱にとっておきたい……。そんな生ハムだった。
そんな衝撃体験をしてしまったカルディの生ハム、猛烈に食べたくなるが家から車で1時間半弱、職場からでも30分程かかる場所に位置しているため、おいそれと買いに行けない。そんなサタンが近所になくて本当に良かったと思う。生ハム狂いになるところだった。
カルディ、コーヒー試飲するお店だと思っていたがエグいポテンシャルの生ハムに出会わせてくれたことに…感謝。
そんなこんなで一パック300円ちょっとの生ハムを買って食べるわけだが、これでも十分幸せなので貧乏舌で心底良かったなぁと思っている。
しかし、「もっと欲しい…カルディの生ハムのような味を…！」と生ハムに飢えているわたしが生ハムの原木を楽天やAmazonで物色し危うくポチりそうになる(かろうじて理性が働く)。目標は家に原木を鎮座させること、故に家族を説得する方法ありましたら教えていただきたい……実家暮らしの辛いところ……。
